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アセロラ(アセローラ)

アセロラアセローラ
学名:Malpighia glabra L.
英名:acerola

 ビタミンCはダントツのナンバー1。アセロラの紹介です。
 アセロラは、糸満市や本部町で主に栽培されています。赤色の甘酸っぱい小さな果実です。

アセロラ

アセロラ、アセローラ

 アセロラは、アメリカ南部〜南アメリカ北部の原産のキントラノオ科のフルーツです。
 高さ3mぐらいの常緑低木で、ネコヤナギのような感じです。春から秋にかけて年に4〜5回うす紅色のかわいらしい花を咲かせます。
 アセロラの一番の特長は、ビタミンCの豊富さです。ビタミンCは食品の中でもダントツのトップです。なんとレモンの10倍以上です。
 アセロラは熟すと非常に痛みやすく、生のアセロラは沖縄で栽培されていますが、冷蔵輸送で直ぐに食べないと、痛んでしまいます。

アセロラ、アセローラ


 アセロラは観葉植物としてもいいトロピカルフルーツです。


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マンゴー

マンゴー
学名:Mangifeara indica L.
英名:mango

 夏の人気トロピカルフルーツ、マンゴーの紹介です。 
 マンゴーは、ウルシ科マンゴー属の植物で近緑種にウルシやハゼノキがあります。また、カシューナッツやピスタチオもマンゴーに近い仲間です。

マンゴー

 マンゴーは、インドから東南アジアにかけての原産といわれています。以前はマンゴーに関する文献がインドに多く、インド原産といわれてきましたが、近年では、ミャンマー、タイ、マレー半島にかけての地域が原産という説が有力になってきています。
 マンゴーは、大きくインド系と東南アジア系との二系統に分けられます。
 インド系は、非常に署い夏と涼しい冬があるインドモンスーン地帯の乾燥した亜熱帯で栽培化されました。インド系マンゴーは果皮に赤い色素が含まれることがあり、一般にアップルマンゴーと呼ばれているアーウィンが代表的な品種です。
 一方、東南アジア系は常時高温で湿度の高い熱帯から発生したもので、果皮は黄色から緑色が多く、ペリカンマンゴーやフィリピンマンゴーとも呼ばれています。

マンゴー

沖縄のマンゴーの歴史
 沖縄のマンゴーの歴史、つまり、日本でのマンゴーの歴史は古く、1897年(明治30年)には沖縄県でマンゴーが栽培されているので、それ以前から導入されていたと思われます。
 その後、昭和初期に台湾からの移住者による栽培や大東亜戦争の際に東南アジアからの帰還兵が種子を持ち帰り植えたと言うことです。しかし、沖縄ではマンゴーの開花期が二月の冬期で、低温や雨が多いため、ほとんど実が着かなかったそうです。その後、雨除けハウスで栽培することで着果率が向上し、さらに15年ほど前に果実類の害虫のミバエが沖縄から撲滅されたことで、マンゴーの栽培が盛んになってきました。
マンゴーの木
マンゴーの古木


主なマンゴーの栽培品種

アーウィン
 比較的冷涼な亜熱帯での栽培に向き、よく実が着くのですが、種子なしの小玉果実がつきやすい傾向があります。熟すと甘い香りがしてきます。味もあっさりとしていて、マンゴーのヤニ臭さが少ないため、日本人にも馴染みやすいマンゴーです。炭疽病に弱く、貯蔵性も低いことが今後の課題です。
マンゴー


ヘイデン
 ハワイの主要品種で食味がよい赤色系のマンゴーです。フロリダでは長くマンゴーの中心的な品種でした。日本ではあまり実が着かないため、沖縄では営利栽培は行われていません。また、種子なしの小玉果実がつきやすく、炭疽病にも弱い品種です。

トミーアトキンス
 炭疽病に強く、貯蔵性も良いため、世界ではメジャーな輸出用マンゴーです。ただ過熱になると果肉崩壊症が出やすく、食味は他の品種に比べ落ちます。

キーツ
 大果でアーウィンなどに比べると一回りも二回りも大きく、大きいものでは2kgを越えます。甘味が強く、濃厚な味が特長です。収穫後に追熟が必要な品種で、アーウィンのような果皮の変化が少なく、完熟しても落果しないため、収穫適期の判断が難しいため、あまり広まっていません。ただ、味はアーウィンよりも良く、近年では「幻のマンゴー」ということで注目が集まっており、通好みのマンゴーといえます。
マンゴー


カラバオ
 フィリピンの主要早生品種で、酸味があるが、完熟させれば美味しい品種です。貯蔵性は低くく、日本へは昔から輸入されているが、未熟果で収穫されるためか、酸味が強い品種です。アップルマンゴーに比べると大きさも小さく、安価なマンゴーです。

ナムドクマイ
 タイの主要早生品種で、高品質果実がロイヤルマンゴーという商標で近年輸入されています。果皮が黄色で、酸味が少なく甘みの強い品種で、やや未熟で収穫しても十分な甘さがあります。

ケンジントン (ケンジントンプライド)
 オーストラリアの主要中生品種で、近年日本に輸入されています。食味の非常によい品種で、果皮は黄色ですが、一部赤橙色を帯びています。

アルフォンソ
 インドの優良中晩生品種で、輸入果肉ペーストは日本でアイスクリームやジュースに加工されています。果皮色は黄色で一部に赤橙色をしています。追熟に高温が必要です。


マンゴーのお薦め本
 この2月の新刊です。
 米本さんは元々和歌山県の果樹試験場に勤務していた頃、大学の研究室によく来られていました。トロピカルフルーツの研究や日本への導入に熱心で、現在、石垣島の国際農林水産業研究センターの果樹研究室長をされています。
 マンゴーの特性や栽培方法、栽培事例など詳しく載っているので、これからマンゴーを栽培する方や、熟練者、研究者にもお勧めの本です。

 

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バナナ

バナナ
学名:Musa acuminata Colla
英名:edible banana, plantain

 バナナはトロピカルフルーツでもっとも身近なフルーツでしょう。
 原産地は東南アジアのマレー半島ですが、プランテーション農業とともに、中央アメリカや南アメリカまで広がり、タイ、フィリピン、台湾などで栽培されています。
 国内では沖縄から奄美大島にかけて栽培され、バショウ科の特徴の大きな葉が南国の雰囲気を醸し出しています。
 バナナ栽培の歴史は古く、紀元前5000年以上も前に始まったといわれ、人が初めに栽培した植物という説もあります。

 沖縄では在来の島バナナがあり、味が濃厚で美味しいのですが、あまり量が取れないため、近年では、量が取れる品種に変わってきており、島バナナは珍しくなっています。

島バナナ
島バナナ
果皮に小さな黒点があります。


島バナナ
バナナの木
バナナは房なりになります。
バナナは地上部は葉が集まったもので、偽茎と呼ばれています。


バナナの花
バナナの花
小さなバナナの先に雌花が着いています。

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カニステル

カニステル
学名:Pouteria campechiana (HBK)
英名:canistel, egg fruit

 カニステルは不思議なフルーツです。中米原産のこのフルーツは英名エッグフルーツといわれるように、卵の黄身の様な感じのフルーツです。日本では普通、フルーツといえば、昔は水菓子といったようにみずみずしいものですが、このカニステルはみずみずしさが無く、むしろ粉質で甘いカボチャのようです。つまり甘い卵の黄身ですね。
カニステル

 真っ黄色で先がくちばしのように少しとがった実です。

カニステル

 水分はほとんど無く、卵の黄身のようです。

カニステル

 カニステルはアカテツ科のフルーツです。熱帯では高さ17mにも達する高木ですが、沖縄で見られる物は5m前後です。

 同じアカテツ科には、時々話題になるミラクルフルーツがあります。ミラクルフルーツはミラクリンという成分が含まれ、ミラクルフルーツを食べてから、レモンなどの酸っぱいものを食べると甘く感じるという不思議なフルーツです。
 また、サポジラもアカテツ科のフルーツです。サポジラの樹脂は煮詰めた後、酸で固め、乾燥させるとチクルと呼ばれるものになります。そのチクルはチューインガムの原料としてかつて使われていました。



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ドラゴンフルーツ(ピタヤ)

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
学名:Hylocereus undatus (Haw.) Britt.
英名:pitaya, Honolulu-queen

 一般にドラゴンフルーツと呼ばれている三角サボテンに実るトロピカルフルーツです。
 外観は赤系、白系は非常に似ていますが、赤系はほぼ球形なのに対し、白系は少しラグビーボール形をしています。また、黄系は果皮が黄色ですが、果肉は白〜薄黄色をしています。
 サボテンの一種ですが砂漠に生えているわけでなく、中央アメリカのジャングルの樹上に原種があるそうです。そのため、直ぐに気根を出し、支柱や他の植物、壁などに張り付きます。
 西洋人がベトナム周辺で栽培を始め、それが台湾に渡り、沖縄に伝わったという話です。

 ドラゴンフルーツは英語ではpitayaです。東洋では龍は縁起の良い幻獣ですが、西洋ではドラゴンはあまり印象がよくないらしく、原産地の呼び名を使っているそうです。ドラゴンフルーツは茎の部分を龍の胴、実を龍の頭に見立ててつけられたそうです。

ドラゴンフルーツ
赤系ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ
白系ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ
黄系ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツの木
ドラゴンフルーツの木

ドラゴンフルーツの花
ドラゴンフルーツの花


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